寝違えて首が痛い時の対処法! 症状とやってはいけないこと

朝起きたら、首が痛くて回らないなどの症状でお困りですか。
そんなときには、まず寝違えを疑ってみましょう。
寝違えの経験は、誰しも一度や二度はあるはずです。
大事な用事がある日なのに、そんなときに限って寝違えてしまった。とにかく早く治したい。
この記事では、寝違えた際の対処法を紹介します。
Contents
寝違えて首が痛い!

寝違えて首を痛めることは、誰でも経験したことがあるのではないでしょうか。
寝違えをおこすには原因がありますが、まずは対処法を紹介します。
その後原因を頭にいれておいていただき、今後なるべく寝違えをおこさないようにしていきましょう。
寝違えて首が痛いときの対処法

寝違えをおこしたときの、おすすめの対処法です。
- まずは安静に
- 冷やす
- ツボ押し
安静が第一|なるべく動かさない
寝違えて痛みがひどい場合には、安静が第一です。
とにかく無理に動かさないようにしましょう。
どれくらい首が後ろに回るのか、どこまで動かすと痛いのか、などいろいろと首を動かしてみたくなるものですが、それはいけません。
炎症を余計に悪化させてしまう可能性もあるからです。
首が痛くない位置で、あまり動かさず安静にしておきます。
即効性の高い治し方|冷やす
寝違えて首が痛いときは無理に動かさないことを前提として、まずは冷やしましょう。
とにかく早く痛みをやわらげたいと焦ってしまいますが、落ち着いて症状を観察し、次のような場合には冷やすことが効果的です。
- 痛みがひどい
- 首が腫れている
- 痛い部分が熱をもっている
保冷剤をタオルに巻いたり熱とりシートを使ったり、身近にあるものを活用して冷やしてあげます。
しばらく冷やしていると、痛みや腫れが引いてくるはずです。
痛みが引いたら、それ以上冷やすのはやめましょう。
寝違えを治す方法|湿布を貼る
寝違えて痛みがひどい場合には、ロキソプロフェンまたはジクロフェナクが入っている湿布を貼ることもおすすめです。
湿布を利用すれば、炎症をしずめてくれて痛みを緩和してくれます。
痛みのひどい段階では、冷湿布を使用しましょう。
寝違えに効果的なツボ押し
寝違えた際に、ツボを押してあげるのは有効です。
- 肩中兪(けんちゅうゆ):第7頸椎から指3本外側のツボ
- 落沈(らくちん):手の甲で、人さし指と中指の骨が合うところ
鎮痛剤も上手に活用|ロキソニンやバファリン
冷やしたり湿布を貼っても痛みがひどいときには、鎮痛剤を上手に利用するのもよいでしょう。
ロキソニンの内服薬は、非ステロイド性抗炎症薬で即効性があります。
バファリンやイブなどの常備薬があれば利用してもいいでしょう。
服用の際には、医師や薬剤師に相談し用法用量を守ってください。
寝違えたときにやってはいけないこと

寝違えた際にやってはいけないことを紹介します。
間違った対処法で、逆に悪化させてしまっては大変です。
寝違えにストレッチやマッサージでほぐす
寝違えて首が痛いと、ついついマッサージをしてみたり首のストレッチをしてみたくなります。
しかし、これは逆に痛みを悪化させてしまうことにもなりかねません。
素人判断でのストレッチやマッサージは避けましょう。
どうしてもストレッチやマッサージをしたい場合には、専門家へ相談することをおすすめします。
寝違えたときはお風呂に入っていいの?
ある程度の痛みが引いてきたら、熱すぎないお風呂に入るのはいいでしょう。
痛みがひどいときに、熱すぎるお風呂は避けてください。
炎症を悪化させる可能性があります。
寝違えの症状|朝起きたあと首が急に痛くなる

寝違えの症状としては、朝起きたときに首を動かそうとすると痛くて動かせなくなります。
特定の方向を向こうとすると痛む場合が多く、後ろから声をかけられても振り返れないなどの症状がおこります。
寝ている間の無理な姿勢により首や背中の筋肉に負担がかかり、筋肉に炎症が起きている状態です。
検査や画像にはあらわれないことがほとんどです。
首の後ろや左側や右側が痛い
寝違えの症状としては、首の後ろ側や左側や右側、さらには肩や肩甲骨、背中にかけて痛むこともあります。
いつも決まって左側が痛くなるという場合もあるのです。
寝違えて激痛で動けないことも
寝違えの場合、たいていはある方向を向こうとすると痛むことも多いですが、まれに何もしなくても激痛で動けないこともあります。
激痛の場合には、炎症が強いと考えられます。
極力安静にして、冷やしてあげましょう。
寝違えで病院へ行くべき?

寝違えて首が痛いからといって、即座に病院へ行く必要はないでしょう。
朝寝違えると、早ければ昼ころには自然と治っていることが多いです。
また長くても1週間もすれば自然に痛みは治まってくるはず。
ただし、次のような場合には病院の受診をおすすめします。
首の寝違えが1カ月以上も治らない
首で寝違えた痛みが1カ月以上も治らない場合には、一度病院で診てもらいましょう。
寝違えかと思っていたら、違う病気の場合もあります。
寝違えで痛み止めが効かないとき
寝違えで痛み止めを使っているにもかかわらず、まったく痛みがひかない。
また逆にどんどん痛みが強くなってくる。
そんな場合には、一度病院を受診しましょう。
ただの寝違えではない可能性もあります。
首に寝違えたような痛みは何科を受診?
寝違えて首が痛いときには、整形外科を受診しましょう。
他の病気でないかどうかを、レントゲンやCT、MRIなどで画像検査してもらえます。
寝違えの場合には、画像の検査では異常のみられないことがほとんどです。
ただの寝違えと判明すれば、対処法にしたがって安静にすれば快方に向かうでしょう。
寝違えの原因|寝違えを起こさないためには

寝違える原因で一番に考えられるのは、寝ているときの姿勢です。
寝ているときの不自然な姿勢
人は寝ている際に不自然な姿勢になってしまうと、無意識のうちに寝返りをうつなどして姿勢を整えています。
しかしあまりにも深く眠ってしまっていると、寝ているときの姿勢を直せません。
そのため首が不自然な体勢のまま長時間眠り続けてしまい、筋肉がこり固まるのです。
そのまま朝起きたときに急に首を動かすと、靭帯や筋肉を傷めてしまい、寝違えとなり首に痛みが出ます。
つまり寝ているときに固まった筋肉を、急激に動かすことによって軽い肉離れを起こしたような状態になるのです。
枕の高さを見直す
自分に合っていない高さの枕を使用していると、首が無理な体勢になり寝違えの原因となります。
新しい枕に変えたり旅先でいつもの枕と違ったりすると、寝違えを起こしやすくなるのはそのためです。
頻繁に寝違える場合には、いつも使っている枕が合っていないのかもしれません。
その場合には、枕を変えてみることもおすすめです。
