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眼球が痛い…目の痛みの原因や日常生活でできるケアの方法

 2020/10/21 体の部位
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めいほく接骨院監修のWebサイト『カラダの悩みSOS』は、自分で学べる「カラダの不調」を解決します。寝違えた首・ぎっくり首・首の後が痛いなど現在のスマートネックの首の悩みや首の痛みを原因別に紹介し、カラダの不調を自分で学べるサイトです。

眼球が痛い…

「目が痛い…」目はとてもデリケートな部位ですので、小さなゴミが入っただけでも痛みを感じますし、ウイルスや病気、外傷などによっても痛みが生じることがあります。

痛み方においても症状に応じて、針を刺したような鋭い痛みがすることや鈍い痛み、目を押さえると生じる痛み、しみるような痛みなど、さまざまな痛みを感じます。

痛みが生じるだけではなく、発熱や嘔吐、頭痛、視力低下などが伴うようなこともあります。

それらの症状によって原因も異なり、原因に応じた対処法が必要となります。

異物感による目の痛み

目の痛みの中でももっとも多いものであると考えられるのが、この異物感によるものだと言えるでしょう。

風が強い日などに急に目の中に砂やホコリが入ってしまい、チクチクして目が開けられないといった経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

コンタクトレンズにホコリが付着していて、装着した際に痛みで涙が出てしまうということも珍しいことではないでしょう。

多くの場合であれば、涙によって自然に流し出されるためにそれほど心配することはありません。

ただ痛みの原因である異物が、ホコリではなく砂や鉄粉などの場合、目をこすってしまうことで眼球を傷つけてしまうことがありますので、注意が必要です。

痛みが取れない場合には、必ず眼科を受診するようにしましょう。

また逆まつげのように、まつげが目に当たることによって痛みが生じる場合もあり、症状によっては手術が必要になることもあります。

ドライアイによる目の痛み

近年ではドライアイによって、目の痛みに悩む人が増えています。

ドライアイとは涙が十分に分泌されないようになって、目の表面にある角膜が乾燥してしまい、目の表面を傷つけてしまう病気のことを言います。

また涙の成分のバランスが悪くなっていることもあり、涙が蒸発しやすくなることによってドライアイになることも知られています。

わが国においては数百万人から一千万人以上がドライアイであると言われますが、パソコンやスマートフォンなどの過度な利用が原因であると考えられています。

目の痛みだけではなく、目を傷つけてしまうことによって感染症に罹患してしまい、視力の低下や充血などがみられることもあります。

炎症による目の痛み

一般的には「ものもらい」と呼ばれる、細菌の感染によって目に痛みが生じることが多くみられます。

ものもらいは正式には「麦粒腫」という細菌感染による炎症のことを指しており、まつ毛から細菌感染を引き起こしたり、涙を分泌するマイボーム腺と呼ばれる器官が感染することによって生じます。

目に鈍い痛みが生じるようになり、まぶたが腫れることもあります。

こするとさらに炎症が広がりますので、触らないようにして眼科に受診する必要があります。

そのほかにも、角膜炎、眼瞼炎などといった病気による炎症によって目の痛みを起こすことがあります。

角膜炎とは目の黒目に当たる部分にある角膜が炎症を起こした症状を言い、眼瞼炎とはまぶた自体が炎症を引き起こす症状のことを指しています。

外傷による目の痛み

目をぶつけた、目に何かが入った、目を突いてしまったなど、外傷によって痛みが生じるようなことがあります。

激痛によって目が開けられなかったり、目から出血するようなこともあります。

また目に対する外傷は痛みだけではなく、ほかにも症状が及ぶことがありますので、すぐに受診するなどして対処するようにしてください。

洗剤や漂白剤など液体のものが目に入った場合には、目をこすらずにすぐに目を洗う必要があります。

目に固形物が入った場合においても、水で洗い落とすようにし、目を押さえないようにして眼科に受診するようにしなければなりません。

またボールが当たったり、武道での事故など目に対する打撲の場合、視力が低下したり、視野に異常を感じるようなこともあります。

もし自覚症状がなかったとしても外傷があった場合には、眼科を受診し精密検査を受けておくようにしましょう。

目の内部構造と機能

目はとてもデリケートな構造になっていて、痛みが現れたと言っても、その症状にはウズウズ、ズキズキ、異物感、刺激などさまざまなものがあります。

多くのケースにおいては、目の痛みと共に赤く充血する症状がみられます。

なぜそのような症状が出るのか、目の内部構造に着目しながら、眼球の痛みの原因についてお伝えしていきましょう。

眼球の痛みの原因

眼球の痛みの原因は大きく分けて3種類のものが考えられ、「角膜の病気」「角膜以外の病気」「目以外の病気」に分けることができます。

ただ、目が痛くなる症状を調べてみると、角膜や結膜に対する何らかの影響によるものが多いことが知られています。

角膜とは、目の一番手前にある薄い透明の膜のことで、瞳孔や水晶体など目の大事な部分を保護する役割を持っています。

結膜とは、主に白目の表面を覆っている粘膜のことで、まぶたの裏側までつながって動くようになっています。

角膜上皮剥離と呼ばれる、角膜が引っ掛かれたような状態になることやホコリや砂、鉄粉など異物が混入することによるものが多くみられるケースです。

角膜や結膜は、目を保護する役割を持っているものですから、どうしても影響が受けやすくなってしまうのです。

受診するポイント

目が疲れてきただけでも軽い痛みを感じることはありますし、休めているだけで改善することも多いために、重篤ではないものがほとんどです。

しかし眼球の痛みが本当の病気によるものである場合には、視力が低下するような重篤な症状をもたらすものもありますから、決して軽視しないことが大切です。

受診すべきポイントとしては、目の見え方や痛み以外の症状を観察して判断するといいでしょう。

例えば、光をみると虹のような輪が見えたり、鮮明に物が見えなくなってきた場合には注意が必要です。

目が飛び出してきたり、目をどの方向にも向けないようであれば、すぐに受診しなければなりません。

また目の痛み以外の症状として、吐き気や嘔吐を伴ったり、発熱や悪寒があったり、疲労が抜けないような場合においても受診が必要でしょう。

目の痛みと充血だけであるとしても、1~2日程度で治まらない様子であれば、受診するようにしてください。

目のために日常生活でできる栄養ケア

目が痛くなる症状の原因は、スマートフォンやパソコンの使いすぎなど、目を酷使していることがほとんどです。

特に若い世代ほどスマートフォンの利用時間は多いので、今では若い方でも老眼のような症状が現れることも知られています。

目の健康を保つには、できるだけ目を酷使しないようにして、目の健康を保つための食材をしっかりと摂っておくことが大事です。

目の栄養ケアを助ける栄養素「アントシアニン」とは

目の栄養にはブルーベリーが良いということを耳にしたことがある方も多いでしょう。

ブルーベリーには「アントシアニン」が多く含まれているからです。

アントシアニンとは、目の粘膜に含まれているロドプシンの再合成に役立つことが知られています。

ロドプシンとは目に入った光や色の情報を伝える、とても重要な役割を果たしています。

目の疲れや目の痛みが、このロドプシンの減少によるものではないかといった研究もなされているほどなのです。

特にブルーベリーの皮にアントシアニンが多く含まれているため、皮のまま摂ることが大事だと言えるでしょう。

「ビタミンA」「ビタミンB群」をしっかり摂っておきましょう

ビタミンAは先ほどご紹介したロドプシンに多く含まれている成分ですので、食品でしっかりと摂っておくことで目の栄養ケアに繋がります。

特にビタミンAが不足すると、暗い場所で目が見えにくくなるなど、目の病気を引き起こすことでも知られています。

ビタミンAを豊富に含んでいる食材には、鶏レバーや豚レバー、牛レバーといったレバー類があります。

野菜ではかぼちゃや人参、ほうれん草などが豊富に含まれていますので、しっかりと摂っておくようにしましょう。

またビタミンB群について、目の働きを活発化させ、目の疲れを軽減させる作用があると知られています。

先ほどご紹介したレバー類にも豊富に含まれており、うなぎの蒲焼、大豆や納豆など豆類を摂るようにしておきましょう。

眼精疲労のセルフチェック

眼球の痛みは、その多くが眼精疲労によるものです。

ただ単なる目の疲れであると軽視していると、時には頭痛や肩こり、吐き気、嘔吐などを伴うこともあり、中には病気が隠れていることもありますから注意が必要です。

単なる疲れ目と眼精疲労は異なるものです。

ここでは眼精疲労について、詳しくお伝えしていきましょう。

疲れ目と眼精疲労の違いは何ですか?

疲れ目は一時的なもので、少し休憩したり、時間の経過とともに症状が治まるものを指しています。

眼精疲労は慢性的な症状が現れているものであり、目の疲れと共に肩こりが取れないなどといった場合には、単なる疲れ目ではなく眼精疲労なのです。

眼精疲労の場合では、頭痛や肩こり、吐き気、イライラなど身体的な症状を共なうことが多く、目薬などで様子をみるだけではなかなか改善しないことがほとんどです。

かすみ目、見づらい症状は

パソコンやスマートフォンを使い続けていると、かすみ目によって見づらくなってしまうという症状に悩まされている方も多いでしょう。

目に休憩を与えずに酷使していると、目のピンと機能が低下して一時的にかすんで見えることがあります。

またドライアイが生じている場合もあり、中には白内障や緑内障など病気が隠れている場合もありますので、症状が継続する場合には医療機関に相談するようにしましょう。

目以外の症状

眼精疲労の場合には、目の痛みなど目に対する症状だけではなく、身体的な症状も現れるようになることが多くあります。

多くみられる症状には、頭痛や肩こり、吐き気、めまい、イライラ、睡眠障害、倦怠感、胃部不快感などがあります。

ただしこれらの身体症状は、眼精疲労だけに起きるものではなく、別の病気が隠れていることがありますから、気になる症状が続く場合には、医療機関に受診しなければなりません。

目のハードな使用

パソコンでの作業が必要となるデスクワークなどに就いている方であれば、日常的にパソコン画面に集中することになりますから、目の筋肉を疲れさせている可能性があります。

パソコン作業などの場合、画面を凝視するために瞬きの回数が少なくなることが知られていて、目を乾燥させてしまい、さらに目を疲れさせてしまうのです。

このようなパソコンによる症状を「VDTストレス」と呼ばれることもあります。

強すぎるメガネとコンタクト

メガネやコンタクトは、よく見えているから目に合っているというものではなく、度数が強い場合には目を疲れやすくしてしまいます。

またそのまま使い続けていることによって、頭痛や肩こりが生じたり、場合によっては吐き気や嘔吐を伴うことがあります。

見えすぎているということであれば、きちんと度数を合わせてもらうようにしましょう。

ドライアイ

ドライアイは涙の量が少なくなってしまったり、涙の成分バランスが崩れている状態のことであり、目をしっかりと保護できなくなってしまう病気です。

パソコンやスマートフォンなど目を酷使することやコンタクトの装用者、高齢化などによって引き起こす可能性が高くなってしまいます。

目が乾くことによって目が疲れやすくなり、かすみ目や目の不快感が生じますので、普段から目に違和感を抱いている方であれば、ドライアイの可能性があるでしょう。

眼精疲労に対する日常生活でできるケアの方法

眼精疲労は眼球の痛みを生じさせるものですが、日常において意識してケアに努めるようにすることで、予防することができます。

ここでは簡単に取り組めるケアの方法についていくつかご紹介していきましょう。

ブルーベリーなどのサプリメント

先ほど上記において目に大切な栄養素をお伝えしましたが、ブルーベリーには「アントシアニン」「ビタミンA」など、目に優しい成分がたくさん含まれています。

しっかりと摂ることによって、目に対する栄養ケアに繋げることができます。

ただブルーベリーの皮にそれらの成分が含まれていますので、なかなか思うように摂れないということも多いでしょう。

そのような場合には、ブルーベリーの成分を含んだサプリメントを摂ることで、栄養を助けることができます。

ブルーライトカットメガネ

パソコンやスマートフォンの画面からは、特殊なブルーライトが出ており、身体に大きな影響を与えることが知られています。

パソコンを活用した仕事に就いている方やスマートフォンをよく利用するという方であれば、ブルーライトカットメガネを着用するといいでしょう。

ブルーライトは目を疲れさせ、痛みを生じさせる原因のひとつになると考えられています。

ブルーライトの波長は、目を酷使してしまう特徴を持っており、また脳を覚醒させてしまう作用もあることから、睡眠障害を引き起こす原因になるともいわれています。

肩こりのエクササイズ

眼精疲労によって目に疲れだけではなく、肩こりが慢性的になっていたり、頭痛が生じるという方も多いのではないでしょうか。

パソコン作業など目を酷使している場合には、1時間を超えないようにして、作業の合間に10分程度の休憩を入れることが適切です。

目に疲れを感じるようであれば、手軽にできる肩こりのエクササイズに取り組んでみるといいでしょう。

いくつかご紹介していきます。

  1. 目を固く閉じて、パッと見開きます。
    これだけで目の周辺筋肉を柔軟にさせることができます。
    同時に眼球を左右、上下などに動かすと効果的です。
  2. 目の周りにはたくさんのツボがあり、それらを刺激することによって目の疲れを緩和させる作用が期待できます。
    人差し指、中指、薬指の三本で眉毛を抑えるようにしてマッサージを行います。
    眉毛の上には「さん竹」「魚腰」「糸竹空」と呼ばれるツボがあり、眉毛の両端と真ん中に位置しているのです。
    手軽にできますので、疲れたと感じた時にはこまめに実践してみましょう。

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